チネローテル 映画感想ブログ

映画館で観た映画の感想を書くブログ

【映画感想】旅立ちのラストダンス(ネタバレ有)_破地獄は美しいが、俗は醜い

こんにちは! チネローテル大家です。

本日は午後に献血と映画の予定を入れておりまして、ようし早めに起床してブログを更新だ! と意気込んだのですが……

このザマでございました。

ま、まあ今起きたわけではなく、厳密には7時半には起床していたのですが夕飯の仕込みやら買い出しやなんやらをしていたらこの時間でございます。時間を使うのが、下手! どうして6時に起きられなかったのか。

そして、献血については前回と前々回でお休み(ヘモグロビンの値0.1不足により)だったため、満を持しての再挑戦となるのでございますがそちらもどうなるか分かりません。再度お休みとなった暁には失意の果てに、そちらをブログの更新時間にあてさせていただきます。

追記→ダメでした

私は今、失意の思いでブログを書いています…………0.1の壁が厚過ぎる……ど、どうしてこんなことに……3度目の正直は……ヨヨヨ

 

雑談はこの辺りにいたしまして……今回は香港映画を一本。個人的な印象値ではあるのですが『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』以降香港映画が観られる機会が増えるようになってきた気がいたします。ありがたいですね。香港のロケーションを見ているだけで多幸感がございます。九龍城砦に魂の場所を置くものとしては(以下略)

今回の映画ジャンルとしては、いわば日本における『おくりびと』や直近ですと『ほどなく、お別れです』などといった、葬儀屋の関係する内容です。そこにプラスして、葬儀道士なる存在のお話もあり文化を感じられる一本でございました。

 

映画『旅立ちのラストダンス』の感想です。

簡単あらすじ

元ウエディングプランナーの男性・トウサンは、コロナ禍により多額の負債を抱え職を失ってしまう。知人を頼り葬儀屋へと転職するが、葬儀を過度にエンタメ化し収益を得るようなスタイルかつ顧客を重んじないやり方でひんしゅくを買う。挙句伝統を重んじる葬儀道士・マンとも折り合いが付かず困難ばかり。トウサンは失敗をしながらもめげることなく、葬儀屋が大切にすべきことを少しずつ学んでいく。

※上記は、筆者チネローテル大家によるオリジナルのあらすじです※

Filmarks短評

評価:★★★★(星4)
※気になるほどではないが若干の性描写あり

 

ネタバレなし感想

■序盤さえ乗り切ればあとは楽しめる

序盤の、主人公の空回りっぷりが本当に見ていられずキツかった。

本人が元ウエディングプランナーであるためか、結婚式では受けるであろうやり方をそのまま葬儀に取り入れようとする……というノリが厳しく、どうして主人公の知人は主人公に葬儀屋を譲ったんだと首を傾げる状況。ギャグシーンとして笑えばよいのかもしれないのですが題材はなにせ葬儀でございますから笑うような気分にもなれず。悪役か? 悪役なのか?

本作はとにかく序盤がネックです。あとちょこちょこそれいる? な要素はあるのですが、そこさえ乗り越えればあとはほぼしみじみできる場面が多いので、求める作品を鑑賞できるかと思います。

内容も、大筋だけで言うなら最初は仲の悪かった若造と老人が少しずつ打ち解ける定番のストーリーなので受け入れやすいかと。

 

■破地獄

物語の都合上、死者を送る儀式である「破地獄」の場面はあまり多くありませんが、限られた場面における「破地獄」は非常に圧巻でございました。

以下の記事が、破地獄について詳しく載っているため鑑賞後に興味のある方はご覧いただけるとよいと思います。鑑賞前にさして確認しておく必要はないと感じました。分からなくても、そういうものなのだろうなと気付ける作風です。

jphker.org

それはそれとして記事内の「破地獄ワンストップ化」はあまりにも字面のパワーが強すぎる。お金がかからないように安価・簡易化が進んでいるという話なのですが、それにしたって凄い文字列だ。

 

ネタバレあり感想

注意
ここから先は、映画『旅立ちのラストダンス』のネタバレが含まれます。
ご覧になる際はご注意ください。

 

 

 

息子さあ

改宗!?

私の近くに、元々仏教徒だったがキリスト教に改宗したという人がいたのですがまあ大反対で周囲はかなり荒れていました。一般人でこれなのですから、マン道士の息子がやったことはそう許されるものではないのだと思います。しかもそれで破地獄やろうとしますからね。スゴいよ。そもそもこの息子が儀式の最中スマホでサッカーかなにかを見ているという姿勢の時点で勘弁してくれとなるのでございますが。

確かに父親の跡を継がねばならぬプレッシャーはしんどかったでしょうが、だからといってやっていいこととよくないことがあるといいますか。とはいえ父親も不器用な人ですからね……そらこじれますわな。

 

不倫とか子供…とか、必要だったのか…?

マン道士の在り方も職業も慕っていた看護師の娘が医者と不倫していて……の描写、要りますこれ!? いや、その父親の前で不倫相手の妻にビンタ喰らわされという話に繋がっているのは分かるのですが、分かるけどもうまくはないというか。微妙に娘側の気持ちに立てなくなるので。共感できる登場人物がほとんどおらんよこの映画!?

そしてトウサンの妻に子供が……のくだりも要るのか!? ざっくりトウサンの心象が悪くなっただけで終わった気がするのですが。そのあと結局どうするのかみたいな話も出ませんでしたし。い、要らなくないか? 私は何かを見逃しているのだろうか。わからない。

 

破地獄

色々言いましたがこれだけでも見る価値のある映画でございましたよ。破地獄、良い。とても良いです。冒頭のマン道士による儀式も、娘による儀式もどちらも良かったです。

女性が破地獄して良いのかどうかについては正直何とも言えない。そのあたりは理屈ではなく、そういうものでございますからね。女人禁制も伝統の一つであるだろうし。でも遺言なら受け入れるのが道理な気は致しますが。参列者くんらもそう思わへん? 遺言やぞ?

 

 

映画『旅立ちのラストダンス』の感想でした。

割と俗っぽい映画なので好みは分かれる印象でした。俗の部分は正直苦手でしたが、こういう……海外文化を知るきっかけになる映画はいいですよねえ。

 

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