こんにちは! チネローテル大家です。
突然ですが、犯罪主婦映画って割と邦画ではメジャーなんですか?
少し前の作品ですと『ナイトフラワー』(薬物)とか最近だと『未来』(殺人)とか……あれですかね、悲しいことですが困窮しやすい存在として取り扱われやすいってことなのか。社会問題系の映画も、観ていないものですが結構あるものな。ちょっとタイトル自体がかなり過激で話題に出すのも憚れるような作品もいくつか思い浮かぶし。
というわけで今回の作品も犯罪主婦が登場しております。というわけで、ってなんだ。いやだな。
ただですね、実話をもとにしているにしては正直薄さが目立ってしまう印象でした。勿体ないな~。今のところ犯罪主婦映画で一番好きなのは『ナイトフラワー』が不動だなあ。そうそう入れ替わるほどこの手の作品がいっぱい出てほしくはないけど……。
映画『マジカル・シークレット・ツアー』の感想です。
簡単あらすじ
※上記は、筆者チネローテル大家によるオリジナルのあらすじです※
Filmarks短評
映画『マジカル・シークレット・ツアー』のレビューを書きました! https://t.co/iuU3EL0K2L #Filmarks #映画
— チネローテル大家 (@cinerotel) 2026年6月20日
地味でパッとしない邦画という印象
評価:★★★(星3)
ネタバレなし感想
■言うほどキラキラしていない
本作、結構中途半端な出来なのですよね。なんというか、ギアを上げきれていない、振り切れていない感じといいますか。
この題材ならもっと「金の密輸最高!」感を映像から滲み出させてしまって主役陣を愚かな存在として主張したらよいのに、成功体験の場面も地味でぱっとしません。まあ犯罪を助長させてはいけないみたいな意図があるのかもしれませんがそれにしても地味。もっとキラキラさせなよ! 金なんだからさ! そうすれば終盤に向かう展開がより映えるのに。
あと、あらすじにある通りなのですが主人公の主婦が犯罪に手を染めるきっかけとなった夫が何の報いも受けないのですよね。じゃあ、かといって主人公のことを好きになれたか、応援できたかと言われるとなんだかそうでもなくて。好きになれるほど個性がないというか、何よりキャラと現実感があまりにも薄くて……。
おそらくここに記載のある2017年の以下文面が本作の着想元なのだと思われます。
2017年6月、約1億3000万円相当の金塊約30キロを服の中に隠して韓国から密輸したとして、愛知県岡崎市などに住む40~70代の主婦ら女5人が逮捕された。
中盤から終盤あたりがかなり微妙な展開なので、着想元は決して悪くはないものの最後まで料理しきれなかったのだなあという印象でした。勿体ない。
そもそもこの主人公らしき三人組も、別に友達とかでもなんでもなかったしな……。仲間意識もあったのかどうか危うい。そりゃあそうか。共通項はお金に困ってるだけか。そんなアンバランスな状況で手を組むのは、ある意味今風かもしれません。
■喜劇でいいの?
具体的な言及は避けますが終盤の展開がコメディタッチになっており意図が分かりませんでした。劇伴の使い方とか、スローモーションとか、あれ、何だったんですかね。
どうしようもなかったから犯罪に手を染めて、手を染めてみたらなんだ大したことないじゃん、ちょっとくらいズルしたっていいよね? みたいな方向性の作品で、ラストがコメディでよかったんですかね。
滑稽で終わらせてよかったんですかね。
本作の登場人物たちは、少なくとも最初は自分たちの私利私欲というよりはやむにやまれぬ事情があってこんなことになっているわけで、そうなったのは環境に要因があったわけで。それを、滑稽で、喜劇であったという締めでよかったんですかね。
寓話としても微妙な一作だったなあ……と感じました。
映画『マジカル・シークレット・ツアー』の感想でした。
予告は面白そうだったのですが。近頃は優秀な予告班の方々が多くていいですねえ。毎回の映画鑑賞の前時間もいつも楽しみです。しかし一、二週間映画館に行かないだけで予告は様変わりしますので、ほんの短い期間しか流れない予告もたくさんあるのだろうなあ。本当に花火みたいなもんだなあ。
↓もしもお気に召されましたら…クリックやスターなど…励みになります! いつも感謝です↓
magicalsecrettour.asmik-ace.co.jp