エッヘ ヘヘヘ……ヒヒ イヒヒ……フフ……ンフフ
ヘッヘアヒ ヒョ オヒヒ ヒーッッ イヒヒヒヒ オホヒヒヒ
ヒュヒ ヒッ ホヒヒィ~ イッヒ ヘヘへ……
ありがとう……
映画『オブセッション 災愛』の感想です。
簡単あらすじ
※上記は、筆者チネローテル大家によるオリジナルのあらすじです※
Filmarks短評
映画『オブセッション 災愛』のレビューを書きました! https://t.co/l3My2XZP70 #Filmarks #映画
— チネローテル大家 (@cinerotel) 2026年7月18日
最悪最悪最悪‼︎
ありがとう‼︎
評価:★★★★★(星5)
※たくさんの音ジャンプスケア!!
※若干の性描写と局所的なグロあり
※動物の損壊描写あり(ただ明らか作り物と分かるのでそんなに警戒しなくてもよいかも)
ネタバレなし感想
■嬉しくなっちゃった
ああ……ああ……嗚呼! ブラムハウス! 本当にありがとう!
二ヶ月前にも似たようなことを言っていたような。

突然困惑ののちに愛を囁いている! わあ! 気持ち悪!!
私のキモさはさておき、本作マジで素晴らしいです。
いわゆる『世にも奇妙な物語』のワンエピソードのような作品なのですよね。なんでも1つ願いが叶うというアイテムがあって、それを使った若者の物語なのです。ですが使い方が悪いし、その後の行動も悪いしでぜ~んぶが最悪に転がっていく。
題材自体はそう珍しくないはずなのに、物語のテンポ感や映像の構図、圧倒的騒音劇伴、そして恐ろしいまでの役者陣の演技力により唯一無二の味わいになっています!
これは是非劇場で観ていただきたい……観ていただきたいが、結構覚悟が必要なのでは、ないか……? どうなのだろう。巷ではホラーが苦手でも観られるなんて噂も出ていたのですが、本当にそうですか? 本気でそのように思われますのか?
ま、まあ……自分はホラーにどっぷり浸かった側ですので、あまりホラーに触れていない方のNGラインの見極めがなかなかむずかしいところではあるのですが……自分は今まで観たホラー作品の中でも相当怖い部類だと感じましたがね。音ジャンプスケアも多いし。人それぞれではある!
とりあえず落ち着いてロゴマークでも観ておきましょうねえ。
美しい……。
■完全情報シャットアウトによる鑑賞体験
今月、7月上旬は天気の都合や用事の都合で映画館に行けず映画館の空気を休日にまとめて吸うことでどうにか平日を生きながらえている私は窒息死しそうになっていたのですよね、その都合で本作の予告を一切観ておりませんでした。
ゆえに、全く期待していなかったところから、映画前のブラムハウスのロゴに、冒頭の場面と劇伴の素晴らしさからこりゃあ“やった”かもしれん……とテンションが上がり、そのままずっと最後までガンガンに上がり続けた一作でした。
予告を今初めて観たのですが……
素晴らしい……。
予告観てても観たろうなあ、これ。既に前述した構図の凄まじさや見せ方のスゴさがにじみ出ているのですよね。正直タイミングが合えばもう一回観に行きたい。ただ『映画ちいかわ』が被っているのがちょっと悲しいな……上映回数がどうしても減ってしまうので……『映画ちいかわ』は素晴らしかったですが、それはそれ、これはこれでございます。
ブルーレイ買おうかなあ……。
ネタバレあり感想
ご覧になる際はご注意ください。
なんなんだこの 妙にリアルなキャラ造形は
本作における戦犯・ベアですが、私は彼のことを嫌いにはなりきれませんでした。
わかりますよ、これ。本当は好きな相手に、けれど自分の想いをうまく言葉にできなくてそのまましまいこんでこじらせる。チャンスなんていくらでもあったのに、今までの関係を壊したくなくて逃げる。わかります。というか身も蓋もないことを言えば知人にも全く同じタイプの人がいたので、リアリティがありすぎて正直本当に怖かったです。知ってるやつだもん。だからこそ嫌いにはなりきれなかった。人間らしくて、ある意味ではどこかありふれていて、一般人じみていてヒーローの素質はない。こんなもん、と言ってしまっては失礼かもしれませんが、こういう人間臭さ私は大好きで。
とはいえその結果引き起こされた呪いはたまったもんじゃありませんが。恐ろしいことのこの手の人は、こういう呪いを引き起こす。周囲を巻き込んで人を傷つけて、挙句自分は悪くないと抱え込むか周囲に当たるか目を背けるか……本作は「願いの柳」というアイテムで一種の寓話的な雰囲気を醸していますがその一方でキャラ造形や人間の関係性にミョ~なリアリティのある凄まじい一本です。監督はよほど、うだつの上がらない青年像を理解されている方なのでしょう。
そしてその呪いに振り回されるニッキーが本当に本当に不憫でなりません。本作の凄まじいところは、呪いによってニッキーの意思が消えてしまったのではなく中途半端に残り続けているところ。度合いは不明ですが、恋愛的に好きでもない男と一緒に生活してセックスもして日々を過ごして挙句その男と一緒にいないと生理現象すら管理できない人間としての最低限の尊厳を破壊されたザマになるというとんでもない性暴力あるいは拷問受け続け状態! 間違いなく! 地獄です! 地獄!! ほんで最後はあのエンドロール!!! 泣き叫びながら終了!!! 最高の地獄!!!!! 素晴らしい!!!!!! もう百点満点でございますよォ!!!!!!!!! ニッキーは本当に可哀想。
ニッキー本体が表層に出る時、あるいは愛が暴走している時に恐怖は引き起こされるわけです。怒り、あるいはなんらかのマイナス状況におけるニッキーの表情はなぜか逆光で見えなくなります。この、ある意味漫画的な表現が非常にシンプルながら効果的。この状態で固まっていられるとまあ怖い。しかもニッキーは人間的な正常さを失っているので、何をするかわからない得体の怖さがあり実質人ではない何かに対峙しているのとそう変わりません。本作はヒトコワでありながら、常識の通用しない未知の存在とも対峙するホラーでもあるのです。最高だね。
マジで役者陣の演技がスゴすぎる……皆さん素晴らしかったですが特に主演二人が本当に凄まじい演技でした。ベアのダメ人間っぷりも、ニッキーの執着っぷりも本当に素晴らしい。本当に。芸術ですよ!! 本作の監督はなんと新人さんとのことで、もう、ホラー映画界の未来は明るいなあ!!!!
最後に願いの柳を折ったのは誰か
ベア、最後自殺して終わるのかあと思ったら自殺できずに薬を吐き戻そうとしてもうニコニコしてしまいました。最後まで死にきれないんだ! と思った瞬間、「願いの柳」の折れた音がしたように感じたのですよね。急にベアが吐き戻すのをやめて立ち上がり、浴室を出ていくのですから……。
これ、ニッキーというか「願いの柳」でベアを愛し過ぎたニッキーがやったことですよね? 多分ですが。ニッキーが「願いの柳」で、ベアが自分を誰より愛するようにと願ったのかなと。結果、ベアは薬を吐き戻すのをやめてニッキーのもとへにこやかにやってきた。そうして、ベアは死んだ。薬を吐けなかったから。
そして、ここでニッキーの願いは消費されたから、おそらくもとに戻ったニッキーがもしも「願いの柳」にたどり着いても折ることができない。
さ、最高……? もしかして最高?
最後までチョコたっぷり過ぎる! 本当に! 本当にありがとう
もう何かを語るのも野暮な気がしてきました。最終的に人は素晴らしいと思ったものにはお礼しか言えなくなるんですね。そしてもちろん、本年暫定ベスト1映画は今作です!
映画『オブセッション 災愛』の感想でした。
「願いの柳」、もしも手に入ったらどうします? 使いますか?
どうやら願いの数の増加や時間操作、亡くなった方の蘇生、不老不死を願うことはできないようです。公式サイトに記載がありました。
うーん、そうですねえ……。自分だけに影響の及ぶ願いだったらいいのかなあ。自分の行動でできる可能性のあることはあまり願いたくはないですよね。それは自分で叶えるのが過程含めて楽しいので(叶わなくても、意味のある過程だから)。
あ、健康な肉体はあって損しないかなあ? それなら自身の健康な肉体を願うかもしれません。不老不死にはならないはずなので無難なセンながら悪くなさそう。でも具体的に願わないと一生飯食わなくて良くなるとか眠らなくて良くなるとか微妙な方向に転がりそうなので難しいなあ……。
なんか縁切りの神様へのお願いみたいだな。
そういえばなんで柳なんだろう?
古代中国には旅立つ人にヤナギの枝を折って手向ける習慣があり、それゆえヤナギの枝は別れのシンボルとして詩にうたわれる。
う、ううむ……。柳というチョイス自体が、少なくとも恋愛成就アイテムとしてはちょっとマイナスなのかも……。ぶ、豚に真珠?
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