チネローテル 映画感想ブログ

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【映画感想】おさるのベン(ネタバレ有)_狂宴への片道切符

皆さんは、ペットを飼われていますか?

私は今は飼っていません。ですが昔、ザリガニを飼っていたことがあります。しかし、あまり長生きさせることはできませんでした。生き物を育てるという事項に対しひどく自信を失い、それから動物を迎えたことはありません。飼うということは、責任を持つ覚悟が必要だということ。いつかその自信が持てる日が来るのか、今はわかりませんが……。

本作のペットは、その辺りの管理者責任はどうなるのか気になって仕方がない一作でございました。

 

映画『おさるのベン』の感想です。

簡単あらすじ

ルーシーは親友らと共に、久方ぶりに実家に帰省する。妹・ジアや父、そして幼い頃から共に暮らしていたチンパンジーのベンと再会する。彼は、言語学者であるルーシーの母親が引き取ってともに育ってきた大切な家族だった。しかし母は亡くなっており、父は多忙で再会もつかの間に仕事に出てしまう。残されたルーシーたちは皆でパーティをするのだが、ベンの様子に異変が生じ始める……。

※上記は、筆者チネローテル大家によるオリジナルのあらすじです※

 

Filmarks短評

評価:★★★★(星4)
※しっかりめのグロテスク描写が満載

 

ネタバレなし感想

■タイトルであなどるなかれ

そんな『おさるのジョージ』みたいな顔して来られても。

本作、相当ガッツリスプラッターパニックホラーしております。そんじょそこらのホラー映画よりずっと本格的でございますし、ひたすら鑑賞者を脅かし絶望に巻き込もうとすることに全力を置いております。普通ならカットされてもおかしくない残虐描写も余すことなくバッチリ! 地獄絵図!

ちなみに原題はPRIMATE。霊長類という意味です。獣に戻ってしまったんだ……。原題と邦題だいぶ雰囲気は違いますがつかみ的にはいい邦題なのかも。原題だとパッとはわからないですものね。絵本か何かと誤解する人がいなければいいのですが。

それにしてもこれどのように撮影しているのでしょう。着ぐるみとCGでしょうか。違和感がほぼございませんでした。

 

■ストーリーは薄味

ないとは言いませんが本作ではさして重要ではありません。何せあらゆる作戦はベンの前ではほぼ意味がございませんから、どんな行動をしたところで徒労! つまりストーリーでどんな話が出ようがベンの強さにだいたいねじ伏せられるのでございます。何を紡いだところで無駄でございます。おとなしく、笑ってしまうほどに容赦のないグロテスク表現に溺れてください!

 

ネタバレあり感想

注意
ここから先は、映画『おさるのベン』のネタバレが含まれます。
ご覧になる際はご注意ください。

 

 

 

狂犬病の恐ろしさ(残虐上乗せ)

ベンがおかしくなる要因は未知のウイルスでも環境汚染などでもございません。「狂犬病」という、おそらく誰もが聞き覚えのある病気でございます。最近ですと狂犬病ワクチンを打たれる犬たちの動画が流行しておりましたね。日本では撲滅されているらしく、実際の症例を目撃することはございませんが実に恐ろしい病で致死率が凄まじく高いのですよね。ワクチンは偉大です。

で、同じく狂犬病がないはずのハワイで、どこからやってきたのかわからないマングースに咬まれたことによりベンは狂犬病に罹患してしまうわけですが……狂犬病になったからといってここまで凶暴化するものなのかというくらいベンがモンスターと化すわけですね。強すぎるだろ狂犬病。怖すぎるって狂犬病。人間の頭潰したり顎外したりするか? 確かに苦しみは人を変えてしまうものですが、ここまでなるか? いえ人ではなくチンパンジーでございますが。力とか肉体強度も強化入ってます? バフなのか? バフなのか狂犬病。リミッター外しなのか。ここらの表現は間違いなく見どころですね。

あとちょいちょいホラー作品オマージュございませんでしたか? 分かりやすいところでは『シャイニング』とか。ホラーウイルスなのか、狂犬病(違います)。

 

ろう者ゆえの恐怖と

ルーシーの父親はろう者です。作中、彼の視点になるとサウンドがボケてこもったような聞こえ方になります。というかほぼ音が聞こえないことの表現でございますね。彼がろう者でないと成立しない場面がございます。ピンチに気付けない、という演出でございますね。これは素直に所感を言っていいのか迷いますがが、細かいことを考えずに言えばいいシーンでございました。後ろで大惨事一歩手前になっているのに気付けない父親、あまりにも辛すぎる。

最悪の悲劇にならなくてよかった。だいぶ最悪一歩手前ですけれど。管理責任を問われて大炎上ルートしかないような……。

 

ルーシーは悪い子だったのか

ラストはベンのタブレットボイス「ルーシー 悪い子」で終了するわけですが。ルーシーからしたら、この事件で親友も想いびとも家族も失ってしまったわけです。もっと早くに帰っていれば、頻繁に家族と連絡をとっていればこうはならなかったのでしょうか。バタフライエフェクト並のこじつけですが、母親の忘れ形見であろうベンが家族を害そうとするのは、何かしらの意味合いを感じてなりませんでした。

家族の絆を再び強固なものにするための何かだったとするなら、あまりにも過激すぎる導きでございますが。

 

 

映画『おさるのベン』の感想でした。

今回から鑑賞記録というやつを撮ってみることにしました! ただ今回鑑賞した劇場がスクリーンごとにポスターを貼っていない劇場でして……とりあえず座席表だけ撮りまし

た。

なんとなく物足りない気が致しましたので近くの建物のあかりもとっておきました!

よろしくお願いします!

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osaru-ben-movie.jp