チネローテル 映画感想ブログ

映画館で観た映画の感想を書くブログ

【映画感想】プロジェクト・ヘイル・メアリー(ネタバレ有)_同じ宇宙、同じ目的、同じ想い

どうしよう!

私は困っています。本作は原作ありきの作品で、原作読破勢は「原作も映画の予告も観ずに映画を観ろ!」と口酸っぱくおっしゃっておられるのをよく目にしておりました。事実予告では原作におけるネタバレというか隠しておきたいポイントが本作のヒキとして使われているためネタバレもアホもなくなっているのでございますよね。公式サイトの文言ですらネタバレポイントらしい。私はその話を知らずに予告を観まくっているのでもうなんでもええかの気持ちでございましたが。結果面白かったですし!

それはそうと前語りでネタバレポイント部分をこう……口にしたくなってしまっている! 私の好きな部分がネタバレポイントだから!

けれどそれはまだだめか!? 公開から数週間経っているしいいのか!? わからない! そういうときは口を閉ざすといいと私は知っています。というかまあ、細かいことは考えずに是非鑑賞いただくといい思いますよ。本作、SFモノとしてもエンタメとしてもかなり素晴らしい出来でございますゆえ。

心の中のちびっこも大喜び! こんな映画が観たかったんだ! 嬉しいな!

 

映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の感想です。

簡単あらすじ

男は目覚めた。男には記憶がない。前後不覚で彷徨う男は気づく。ここは宇宙船の中であり、自分は宇宙に居るのだと……。なぜ、なんのために自分は宇宙にいるのだろうか。宇宙船の中を探り、彼は少しずつ記憶を取り戻していく。そして理解する。自分はこの果てしない宇宙の中で一人ぼっちだと。途方に暮れながらもやるべきことを捜す彼だったが、そんな彼のもとに近づく“何か”の反応があって――

※上記は、筆者チネローテル大家によるオリジナルのあらすじです※

Filmarks短評

評価:★★★★★(星5)
※原作未読

 

ネタバレなし感想

■何かを言うのも野暮な気がする

宇宙が好き? 結構。では、救世主の話は? お好き? 結構。どこか頼りない印象だけれどやるときはやる男はお好き? 結構。いえいえ大丈夫。思ったほど重い作品ではございません。もちろん窮地もございますが、それだけではございませんから。

さあ、どうぞ。道は開かれています。ほんの二時間と少しの宇宙の旅、あなたも映画館で過ごしてはみませんか?

本作は絶対に映画館で鑑賞することをオススメします。映像、音楽、何もかもが映画館のために作られている。通常の映画館でもよいですが、もし可能であれば追加料金を払うタイプのスクリーンもオススメでございます。ドルビーでも、IMAXでも、きっとScreenXも映えるでしょう。二回目以降は4DX・MX4Dだっていい。

私ももう一度、今度は吹替版を観たくなっているところでございますので。字幕版の日本語訳、結構良かったですよね。ね?

とりあえずこちらの楽曲だけ置いておきます。

www.youtube.com

 

ネタバレあり感想

注意
ここから先は、映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』のネタバレが含まれます。
ご覧になる際はご注意ください。

 

 

 

 

未鑑賞の方皆お帰りになりましたか、質問?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは果てしなき友情の物語だ

人外と人間の友情物語だーーーーーーーーーーー!!!!!!!!

最初の人形劇、交流シーンでだばだば泣いた不審者は私でございます。未知なる友好的存在との交流なんて今日日なかなか摂取できませんよ。素晴らしい、素晴らしい、素晴らしい……。

このグレースとロッキーのやり取りがいいんですよね。本当にいい。全部いい。全部ある。欲しいものが全部あります。友情とか、憎まれ口とか、ちょっとした痴話喧嘩とか、あるいは犠牲とか。これ! これです、欲しかったものは。どうして私の大好物をご存知なのですか? 心を読まれておられますか?

ロッキーが登場するまでのグレースはかなり観ていてしんどくて、少しずつ記憶を取り戻しながらもだいぶ絶望的というか完全に宇宙の中で迷子になっている感じだったので、ははあこういうテンションの話なのかと思っていたのですが、明らかにロッキーの宇宙船が登場してから雰囲気が変わる。ここ、つまりロッキーの登場自体がどうもネタバレポイントらしく、納得いたしました。実際前半部分は宇宙に記憶もなく放り出されたパニックホラーものの文脈でございますものね。このまま謎の侵略者に食い殺されたっておかしくはない雰囲気。ですがそうではない。これは小説読んでいたら度肝抜かれただろうなあ。

とはいえ、ロッキーのことを予告で事前に知っていても十二分に楽しめましたね。なんですか? あの愛嬌のある生物は。動きもいいですよね。岩のクモみたいな……まあそれを言いますとグレースも大概愛嬌のある人間なのですが。ロッキーは言葉がない間もとてもよいのですが、読み上げ機械音声が入るようになってからもまたいいですよね。日本語吹替版はあの無骨な感じをどのように表現しているのかがかなり気になります。感情載せちゃっているのかなあ。

 

容赦のないエヴァかな?

宇宙船に乗りなさいグレースくん。
いえ乗らないといっても強制的に乗せますけど(昏睡宇宙放り出し)

こんなんどこに訴えればいいんや……。もうマヂ無理地球民ゃめョ…

わ、わかりますよ。地球の存亡というか宇宙の存亡をかけた大インシデントが起こっているわけで、そこをどうにかするにはとりあえずグレースを宇宙に放り出すしかなかったのは。それにしたってもう少し手心とかございませんの? 扱いが雑すぎやございませんか?

それはそれとしてストラット氏とグレースとの変なロマンスが発生しないのがよかったですね。仕事仲間止まりの感じ。ストラット氏がグレースを宇宙に放り出すことに対して多少の呵責の念がありそうなのはまあわかるのですが。色々あるんだろうけれどなあ。あんまり過ぎる。歌は上手(最初、予告の楽曲と気づきませんでした。いい歌詞)。

なのでラストが地球に帰らないオチになって私は大層嬉しかったですね。理想郷は宇宙にあったんや! 地球はカスや!(極論)
ほんの短い時間かもしれないけれど是非ロッキーとその仲間たちと幸せに暮らしてほしい。人外と人間はずっといっしょ! サイコー!

 

 

映画『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の感想でした。

映像も美しくて、友情も美しくて、ずっとワクワクしっぱなしで、本当にいい映画でした。老若男女たくさんの方に観ていただきたい名作の爆誕に立ち会えて感無量でございます。これだから映画館はやめられないんだよなぁ。もう一、二回くらい観たい。

ワッペンAMAZE AMAZE AMAZE

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