すみません、うっかり前語りがない状態で投稿してしまっておりました。ここにお詫び申し上げます…! (2026/01/21 23:16追記)
昨日感想を投稿しました「プシュパ 覚醒」に引き続き、プシュパシリーズ二作目も鑑賞してまいりました。世の中にインド映画は数あれど、ここからしか得られない栄養がある。間違いない。
映画「プシュパ 君臨」の感想です。
簡単あらすじ
※上記は、筆者チネローテル大家によるオリジナルのあらすじです※
Filmarks短評
映画『プシュパ 君臨』のレビューを書きました! https://t.co/cskNyHbgHS #Filmarks #映画
— チネローテル大家 (@cinerotel) 2026年1月17日
本作の主人公とヒロイン、インド映画でも屈指のベストカップルでは
評価:★★★★(星4)
※前作に引き続きちょっぴりアダルティな雰囲気アリ
ネタバレなし感想
■より派手に、より鮮やかに
プシュパ覚醒(以下、プシュパ1)の頃より、派手で鮮やかな場面が増えた印象がございました。特にダンスシーンの印象が本作は強い。見ごたえのある舞踊に息を飲むこと請け合いでございます。それによるものもあってか上映時間がプシュパ1の179分から222分になっているのは御愛嬌。個人的には長さは全く感じませんでした。
尚、私の鑑賞した劇場では休憩時間はございませんでしたので、鑑賞の際はご確認及びご注意を。「バーフバリ エピック4K」ではインターバル(休憩)があったのですが、そのあたりは劇場ごとに違うやもしれませぬ。
■祝・禁煙表記撤廃
プシュパ1にあった禁煙表記が今作にはございません。シンプルにありがたい。どうしても気になってしまっていたので。この数年で何があったんだ。
禁煙表記はともかくとして、とりあえず日本では1→本作で配給自体が変わっててびっくりしました。とはいえ上映当時とは状況が違う可能性もありますが(私が鑑賞したのはリバイバル上映だったので)。
■前作の鑑賞の必要性について
ほぼ必須です。もちろん作中でおさらいさながら前作の場面がちょこちょこ引用されはするのですが、継続して登場するキャラもそこそこいるため観ておいた方がより楽しめる印象です。というか場面によっては訳わからなくなるかも。登場人物が多いんでね……。
特に、本作はプシュパ1で解決しなかった或る課題についての展開がございまして、主にその課題につまづいていた場面がプシュパ1に集中している印象がございました。あとシンプルにこの作品を楽しめるかどうかをチェックするためには鑑賞必須かと。本作、インド映画の中でもだいぶユニークなキャラ付けがされておりますので……(ユニークキャラまわりの詳細はプシュパ1感想記事に記載)
▼プシュパ1こと「プシュパ 覚醒」の感想記事はこちら
ネタバレあり感想
ご覧になる際はご注意ください。
シェーカーワト警視、意外と粘る
冒頭エピソードでだいぶ負けておきながら中盤ではニッコニコになったけどすぐにどん底になって物語終盤までなんだかんだ登場し続けてラストは割と派手に爆発四散。場を盛り上げてくれたシェーカーワト警視に敬礼!
プシュパ1の終盤にて半裸バトル(半裸バトル?)によりプシュパに敗北したシェーカーワト警視でしたが、本作でも序盤からプシュパに負けます。
冒頭の流れは良かったんですけどね。体を張ってプシュパの斡旋する紅木の密輸現場に入り込み、確たる証拠を抑え全員拘束。時はシェーカーワト警視時代! しかしこれがプシュパの逆鱗に触れた! 金の力により部下を辞めさせられてしまうわけです。ですがここで終わるシェーカーワト警視ではない。プシュパの後ろ盾であるナイドゥ議員や組織らのメンバーを巻き込んで、衆人環視の中プシュパに謝罪させることに成功! しかしこれがプシュパの逆鱗に触れた!(それはそう) 割と数分~数十分で謝罪を撤回されてまたまたバトルへ……
と、プシュパ1の終盤で唐突に登場しただけにしてはかなりの活躍でして、事実本作の大部分はシェーカーワト警視とのバトルに割かれています。シンプルな構成でしたが個人的には結構面白かったですね。シェーカーワト警視、最後まで悪役を貫き通してくれているのも良い。あの狂気めいた表情はすごく印象に残りますね。いいキャラしている。
圧倒的・愛の物語
本作は、愛人の子であるがゆえに苗字を貰えなかったプシュパが、(プシュパ1からの功績ももちろんあるのでしょうが)姪を命がけで救ったことでついに苗字を名乗ることを許され、家族の結婚式に笑顔で出席できるようになるまでの話です。
子供ができたと聞かされた時も、息子が生まれたら苗字を与えられないからどうか娘であってほしいとの願いを込め、伝統衣装のサリーを身にまとい普段のプシュパとはとてもかけ離れた表情・風体で舞踊する場面は心打たれました(ここのダンスシーンがまたイイんですよね……色彩と躍動感にあふれていて、その踊りの理由が生まれてくる子供のためというのも)。そんなプシュパの心を誰より理解する妻・シュリーヴァッリは、彼を家族と受け入れない腹違いの兄弟を叱責し、プシュパを支え続けます。愛ですよ。
というか、そもそも本作プシュパが強引に推し進めた「州首相を交代させる」という事項に関しても、元々はシュリーヴァッリが軽く口にした「州首相とプシュパとの2ショット写真を家に飾りたい」を叶えるためのものですからね。あまりにも愛過ぎる。君ら本当に恋愛ポンコツラブコメやってた二人か?
まあ本作でもプシュパに触れられると“その気”になるシュリーヴァッリが継続して存在している(しかもプシュパ1ではなあなあになったものが本作では客人を待たせた状態でよろしくやったと思わしき描写がある)ので、あの……まあ。はい。
ただプシュパ1よりも、より二人の関係性の強さが見えたのでいいな~と思いました。ベストカップルだよ君ら! 一生トンチキしてとくれ。
あ! トンチキ日本だ!
今時珍しい大サービス!
そもそも冒頭の横浜港でのバトルから、日本側の組織の人たちが日本刀振り回してる時点でだいぶ面白いですからね。プシュパの謎日本語(ちょっと敬語混じり)もツッコミポイントですし、挙げ句、なんか水上にある厳島神社っぽい風合いの謎の飲み屋…? 食事処? 面会場所? とサイバーな妙ちきりん看板でございますよ。うおお希少種だ! とテンションあがってしまいました。
ところで三味線デカすぎません? 縮尺がおかしくてオモロポイントがとても高かったです。トンチキ日本ポイントを貯めたい方はぜひ劇場へ。
それはそれとして冒頭のコンテナ崩壊インシデント、ホンモノ日本だったら大騒ぎどころの話じゃないですよ!? あの時点で「あこれホンモノ日本じゃなくてエセ日本なんやね」という気持ちになってしまったのは事実。遠景もなんか……日本っぽくないような……実際は分かりませんが多分CGと思われます。
横浜港バトルシーンは、鉄骨のCG感がちょい目立つ印象ありましたね(推測なので、CGじゃなかったらすみません。画面から浮いている感じが気になりました)。そもそもプシュパ1の冒頭謎CGといい川流れ紅木表現といい、CGまわりのクオリティは全体的に緩めなのですが。ダンスシーンやアクションシーンはかなり凝っているのに不思議なギャップであります。そういうものなのかな~。
まだやるの!?
もうやることなくない!?
本作でプシュパがめちゃくちゃに周囲に喧嘩を売りまくったせいで爆発オチになりました。プシュパくんさあ。今作で終わってもいい雰囲気があったのに。苗字問題の解決が本当に大きかったわけで……。
ただ、それにしてはなかなか子供生まれへんなとは思っておりましたので続くぜ! の表示も「そういうこともあろうなぁ」くらいの心持ちではございました。インド映画、割と続編想定の内容でも一旦落ち着いて物語が区切りつくからまだ心穏やかでいられる、気がいたします。
……いえ、考えてみたのですが作品によるかもしれませんね。バーフバリとか「ええ!? どういうこと!? ここから数年待つのかよ!?」感すごかったのだろうなあと思いますし。私はエピック4Kで観てしまったのでそういう感情に見舞われることはございませんでしたが、想像はできます。あそこでぶつ切りなのはあまりにむごい……。
プシュパ3、多分ようやく子供が誕生するでしょうし、そろそろ世代交代も視野に入ってくるのかもしれませんね。シュリーヴァッリが亡くなっていなければの話ですが。シュリーヴァッリもそうですがケーシャヴァ亡くなっていたら私悲しいです。なんだかんだ彼が一番気に入りでございまして。続編でメインキャラが死ぬやつやんなくていいやつですよお! ハリウッド映画だと割とよくある気がいたしますけども!
3、公開一体いつなんだ。のんびり待ちます。
映画「プシュパ 君臨」の感想でした。
シリーズもの、あまり観ていないのですが知らないうちに足を踏み入れることになってしまいましたね。うっかりしておりました。個人的にはやはり一作で綺麗に完結する作品が好きなのですが……それはそれとして、他の映画を観ながらのんびり待機しようかと思います。「デーヴァラ2」が先に来るのか「プシュパ3」が先にくるのか賭けでもしましょうかねえ。
……さすがに「デーヴァラ2」かな。ですよね!?(背後に声を掛ける)
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