こんばんは! チネローテル大家です。本日2度目の感想記事となります。できるだけストックを消費しなければ、映画鑑賞の際も、労働の際も自らのノルマがチラついてしまう。タスクを積むのは通常労働だけでよいというのに。それも嫌ですけど。
話は変わりまして、ホラーの季節ですね! やったー!
じめっとしてまいれば、訪れる美しく愛しい季節でございます。もしかしたら1年に一番好きかもしれませんね。昨年の『見える子ちゃん』や『ドールハウス』もこれくらいの時期の公開でしたから、やはり一定のホラーシーズンというのはあるのでしょう。ド夏にぶつけるとファミリー映画と競合してしまうゆえの初夏なのかな。おかげで様々なホラー映画に巡り会え、私感無量でございます。
ただ、個人的な趣味の都合上ホラー映画を数多く鑑賞するため、似たような内容だったり既視感のある見せ方だったりと、そのあたりの思考における資料が悲しいかな溜まってしまっている事実でして、ホラー作品は結果として自分の中で最も厳しい目で観てしまっている気がいたします。比較しすぎるのも考えものではあるのですが。
そんな中で、今回のホラー映画は個人的にはとても嬉しい出来でした。景気のイイ、じめっとホラーシーズンの始まりだぜ!
映画『ザ・マミー 棺の中の少女』の感想です。
簡単あらすじ
※上記は、筆者チネローテル大家によるオリジナルのあらすじです※
Filmarks短評
映画『THE MUMMY/ザ・マミー 棺の中の少女』のレビューを書きました! https://t.co/LTbVaL6UPY #Filmarks #映画
— チネローテル大家 (@cinerotel) 2026年5月17日
観るのにとんでもなく体力を使うが…素晴らしい‼︎ しっかりしたホラー映画
評価:★★★★★(星5)
※グロ描写いっぱい! 音のジャンプスケアバンバン!
子どもがひどい目に合う描写があるので要注意
ネタバレなし感想
■見知った題材だとしても、見せ方次第でこんなに楽しい!
邪悪なものを閉じ込めた棺、謎の儀式、怪しい呪文、少女の失踪、“憑き物”……。要素要素はホラーにおける定番ですが、それらの組み合わせと見せ方が実に見事な一本でございました。劇伴や音響がイイ味出しておりますので是非とも劇場でご覧いただきたい一本でございますね! 正直とんでもなく不快な場面が続くためかなりストレスフルな一本になるかとは思いますが。
尚、基本的なホラー映画で聖域とされている無垢な子供にも本作容赦ございません。痛い! グロい! 気持ち悪い!!! うおおおお!
どうしよう 私ブラムハウスのこと大好きになっちゃう
あ、いえ、あの語弊を招きかねない表現なので意味合いを補足させていただきますが、要するに「常識が通用しない」ということが証明されているのが最高という意味合いです。無垢な子供は本来救われるべきですが、そういう常識が通用しない相手と向きあわなければいけないというだけでテンションが上がってしまうのでございます。残酷な思考だ。
このロゴムービーも大好きです。あらゆる冒頭ロゴムービーの中でも1、2を争うくらい好きかも。
それにしても、ブラムハウス映画……すなわちこのロゴムービー自体は見覚えがあるのですが、どの映画で見たのかが全く思い出せない。一覧を調べてみたのですがさっぱり思い当たらず……あれえ……。悪夢の中で会ってしまったのかな。
■ハムナプトラと関係あるの!?
The Mummyというテキストを見て、少し洋画をかじったことのある方ならば「あれ? 似たようなタイトルの作品がなかったか?」と思われるのではないでしょうか。
そう、ブレンダン・フレイザー氏主演の『ハムナプトラ』シリーズでございます。あちら、原題がTHE MUMMYでチョーット怖いパッケージなのですよね。ですが中身を開けてみればエジプトでの大冒険アクション映画で、子供心にワクワクしながら鑑賞したことを覚えております。
偶然の被りかなあと思っておりましたらまさか、本作も『ハムナプトラ』も源流が同じだとは。いやはや全く持って知りませんでした……。オリジナルは1932年の『The Mummy』という作品だそうで、そのあたりの作品を後年リメイクしたりリブートしたりしているようです。というか『ハムナプトラ』って原作ホラーだったのか……。個人的には『インディー・ジョーンズ』シリーズや『ナショナル・トレジャー』シリーズみたいなもんだと思ってましたよ。こんな売り方して元を知ってるファンは怒らんかったのでございましょうか。
ネタバレあり感想
ご覧になる際はご注意ください。
音
本作における注目ポイントは音響と感じました。
本作で目立っているのはデン! ドカン! みたいなジャンプスケアの音だけではございません。
作中において、ケイティが元の状態ではないことを表す重要な要素として扱われており、ここが好きポイントでございました。ケイティが帰ってきた後、誰かが彼女に声をかけたり、近づいたり、普段ならなんてことのない音が、ケイティにとっては忌避すべきとんでもない爆音に聞こえてしまう……という演出。
これがもう本当に、良い!
人間が人間であることを保つ要素として重要である、正常な五感の中の聴覚があらぬ方向で壊れてしまっている。まさにケイティが変わってしまっていたことを表しており感動いたしました。その一方でその音こそが状況を打開するキーになっており、まだまともな感覚であったことも予想がつくのですが、まともでこの状況かよと鑑賞者に実感させてくるところがニクい。少なくとも触覚は間違いなく壊れていましたよね……足のツメからの皮がビキャ! と剥がれてしまうところがもう本当にね、悲鳴上げかけてしまいましたよ。オヒヒ(嬉) 他にも籠った音使いも効果的に使われており、技巧に唸る。
まあそれはそれとして劇伴は基本的に笑っちゃうほどデカ音量でございますけれども。技巧に唸っている感情をうるささでかき消していくスタイル。
こんなホラーの教科書みたいなキュィィ~キチキチキチキチキチ……デンッ……ムィーーン……ギュワワワワワワワ、デエエエエーーーーーーーーーーーーンホワアアアアアアアアアアアアア!!!! みたいな音響イマドキ許されるんだ。2:20あたり好きです。急に音量が下がったり上がったりするのイイ。作業用BGMにもぴったりですね。
不快を辞書で引いたみたいな映画
娘が帰ってくる!
→全体的におかしくなっている(こんな状態で退院させるな)
それがいた場所が腐る
→異臭ののち天井が抜ける
可愛い食事が置かれている
→どす黒い唾が吐かれる
死体から虫が出てくる
→虫、マウストゥマウス
誘拐された娘が帰ってくる
→娘に憑いたナニカが誘拐されなかった息子を否定して意思を奪う
可愛い娘がいる
→娘に憑いたナニカのせいでアホみたいに口が悪くなる
乳歯が取れたよ~! やったね~! という表現をする
→ 憑かれたのちに永久歯を含んだ歯を抜く
(略)
もう……笑っちゃいますよほんま……もう……。うわあ、いややねえこういうの、というものがだいたい全部ある。シモ関連はなかったかなと記憶しているのですが、それ以外はだいたいある気がいたします。嫌だな~のあらゆる要素。ここまで突き抜けられましたら私、拍手するしかございません。素晴らしい。
個人的には歯を抜いちゃうのが一番キツかったですね。全部生え揃ってなかったよな、と信じているのですが実は全部永久歯になっていたら最悪だなあれ。
まあ何にせよいわばVS悪魔モノでございますからね。そりゃあ最悪も詰め放題にするか。しつこいしなあ悪魔。海外ほんま悪魔大好きでございますね。え、ミイラですか? さあ……。
あとは『エクソシスト』シリーズらしきオマージュというかなんというか、の場面は結構ございました。とはいえ私は『エクソシスト』シリーズ未鑑賞でして、なんとなくミームめいた場面を聞いたり見たりしたことがあるくらいの認識なのですが、それでもこれはそうだろうなあという。天井駆けずり回るとかね。
ラストの疾走感
急に解決した!?
色々と気になることはあるのですが、ラストミョーに綺麗に収まって笑ってしまいました。お父さん強いなあ。あの時ケイティから目を離してしまったことを心から悔いていたのだろうなあ。ここから始まる幸せな家族生活ってあるんだ。
それはそれとしてケイティとお父さんが棺を挟んでモールス信号でやり取りしていたのは若干オモロが勝ってしまった。お父さん強いなあ!? それでも本当にラスト以外はホラー、というかスプラッターしていたので大満足です! でも根本解決したわけではないから、シリーズ化しようと思えばシリーズ化できるのか。うーむ。悩ましい。もっとエジプト絡めた次作もありではございませんか?
映画『ザ・マミー 棺の中の少女』の感想でした。
なんというか警察のおねーさんがだいぶ可哀想な映画だった。ずっとファインプレーしていたのにサソリに傷つけられ、カッスカスの声になりながら呪文を唱え続ける姿は正義魂を感じましたね。それはそれとしてあの雰囲気マシマシVHSに映っていた儀式の形式は別に意味ないんだ。ただの演出か。
まあ、エンタメと信仰に演出は大事ですものね。わかるよ。
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