チネローテル 映画感想ブログ

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【映画感想】トップガン マーヴェリック(ネタバレ有)_時代は変わった、私にとってはいい方に

こんばんは! チネローテル大家です。

昨日に引き続き、リバイバル上映感想の回です。前作は合わなかったものの連続で鑑賞予定を入れてしまったため今更席を降りるわけにもいかず、今作も苦しむ覚悟で鑑賞したところ……こちらは前作と比較しずいぶんと見やすくなっており驚きました。これが2020年代!

 

映画『トップガン マーヴェリック』の感想です。

簡単あらすじ

ピート(コールサイン:マーヴェリック)は、マッハ10を目指す新たな機体の稼働実験のパイロットとして腕を奮っていたが、誰も望まぬ無茶をするクセが出てしまい結果メンバーから外されてしまう。クビを通告されかねない状況だったが、とある難関ミッションを遂行するべく、かつて彼も学んだアメリカ海軍のエリートパイロット養成学校、通称トップガンへ教官として派遣されることになる。育成対象の若手パイロットの中には、自らが原因で死なせてしまった相棒の息子もいて……。

※上記は、筆者チネローテル大家によるオリジナルのあらすじです※

Filmarks短評

評価:★★★★(星4)

※前作鑑賞済

cinerotel.jp

 

ネタバレなし感想

■監督交代でこんなに見易くなることある!?

前作『トップガン』については、主人公のキャラ付けが圧倒的に受け付けなかったことと一部演出が致命的に自分の趣味に合わず鑑賞が非常に苦痛だったのですが(※エンタメ作としての面白さは担保されているためあくまで私に合わなかっただけであるという点はご留意を)、今作ではほぼそれがなかったです。まあトム・クルーズ氏の下心ありますの表情はやはりちょっと気持ちが悪いのですが前作よりはずっとマシでございます(失礼)。

前作にあったミョーな性描写や謎の半裸、男社会を強調するような演出が今作では時代の都合もあり削れていたりそもそも表現方法が変わっていたりしてかなり鑑賞しやすい内容になっていました。かといって前作ファンが困惑するような改変はおそらくなく、オマージュも感じるいい出来だったのではないでしょうか。特に序盤、終盤のオマージュは分かりやすく、そして美しいですね。こういうのでいいんだ。

今作の監督はジョセフ・コシンスキー氏とのことですが、私この監督の作品は『トロン:レガシー』と『F1/エフワン』を鑑賞したことがございます!(監督作ではございませんが製作総指揮の『トロン:アレス』も鑑賞済です)
 『トロン:レガシー』についてはかなり賛否のあった作品かと思いますが、私は映像表現が非常に好きで印象に残っております。『F1/エフワン』は昨年の中でもベスト級に好きでございました。主人公が現役を退きかねない状態であることやサイコーにアガる楽曲が多用されている部分など、本作と通ずる箇所も多そうですね。イカしたムービーだぜ~(まあフォーミュラ1に詳しい方からするとあの試合内容が通るのはおかしい! と突っ込まれているようですが……)。

つくづく相性あるんだなあと感じました。あまり監督がどうとかで先入観を持ちたくはないのですが、鑑賞後はお許しいただきたいでございます。

 

ネタバレあり感想

注意
ここから先は、映画『トップガン マーヴェリック』のネタバレが含まれます。
ご覧になる際はご注意ください。

 

 

 

主人公お前まだ無茶やっとんのかい

冒頭で頭を抱えましたよ……。

とはいえ、これでもずいぶんマシにはなったなと。冒頭のマッハ10を越えたい欲求については擁護のしようがございませんが(自分でやっているならまだしもチームないしプロジェクトでやっていることでこんな状況絶対ダメに決まっとるがな)、以降のムーブに関しては後輩たちを育てる若干無鉄砲ながらもデキるイイ先生ということで飲み込めました。ギリですが。

あと友好を深める謎アメフトシーンが逆光になっていて、皆水着なのにその姿が影で若干見えづらくなっているの音もなく爆笑するしかございませんでした。本作における貴重な半裸シーンだ! 謎のオマージュである。

あと主人公が教官の女性と別れていたのは納得でした。そらそうよ。と思ったら普通に寄りを戻した。うーん、まあ、これくらい年を召しておれば多少は丸くなったか……なあ……。前作には彼女の言葉に耳も貸さなかったけれど、今作では彼女の言葉で立ち直るきっかけを見つけていたような気がするし。あまりにも時代だ。

 

謎の同窓会ムーブ何?

これは今作に限らずなのですが。

『スターウォーズ シークエル・トリロジー*1』『ジュラシック・ワールド 新たなる支配者』『プラダを着た悪魔2』……。

なんなんですかこの、1作目から20年とか30年経って作られる謎続編は。

『ジュラシック・パーク』からの『ジュラシック・ワールド』は分かるのでございますよ。あれはいわばリブートでございますからね。でも『新たなる支配者』はさあ……同窓会なんでございますよ。『シークエル・トリロジー』も特に9とか完全に同窓会。『プラダを着た悪魔2』はメインどころほぼ同じでございましたし*2

あの、本当に厳しいことを申し上げるのでございますが、嬉しいのでございますか? かつて全盛期だったころの役者陣がお年を召された姿で出演されるの、嬉しいのでございますか? それを目当てに劇場にGOするほどの動機になりえるのでございますか? 同じキャラクターとして出演されるの、それって嬉しいでございますか?

私はそんなに嬉しくなくて、なんといいますか、普段漫画やアニメに触れているからかもしれないのですが「ああ、ヒーローも老けるのか……」みたいな。現実を突きつけられて微妙な気持ちになってしまうのですよね。

仮面ライダーやウルトラマンといった、顔を隠されている方々はイメージ崩れないままではございませんか。それならよいのですよ。でも顔を隠されていない方は……。なんというか、人間である以上仕方がないことは理解しているのですが、どうしても結構ショックを受けてしまうことがあるというか。今作においてはヒロイン役の方がそれでして……いえ、今も美しくはあるのですが前作の美しさが絵画のようでございましたから余計に……グワー。

ルッキズムを信仰するのは愚かであること分かっております。
人なのだから年を経るのは当然でございます。

それでも、望んではいけませんか? 過去の美しさはそのままに、続編を作るにしてもせめても「設定を活用した別物」的な方向にするとか(なんだかんだそのあたり、最近のスターウォーズが上手いきはいたしますが。それこそマンダロリアンとか)。

身も蓋もないことを言えば、やっぱ売れるのかな……。売れるんだろうなあ……。あとはこれをきっかけに1作目や前作を観ようという流れを生むために大切なのかもなあ。それは確かに分かります(実際私も『シークエル・トリロジー』公開に合わせてスターウォーズシリーズの4・5・6を鑑賞したり『プラダを着た悪魔2』のために前作を鑑賞した口ですので)。

でも気持ちとしてはどうも乗らないのですよね。『スーパーマン』や『スパイダーマン』は主演の方を交代して長く続けているから、そういう方向でいいのになぁ。ヒーローはむしろ交代がしやすいのか。難しいのか。

映画という名の創作に夢を押し付けすぎなんだろうか。

 

映画『トップガン マーヴェリック』の感想でした。

リバイバル上映文化大好きなので継続してほしい! 別に、n0年越しの続編は要らないので……。まあでも、もしかしたら「当時作りたかったけど作れなかった、でも今ならいろいろな事情がうまくいって作れる! やろう!」みたいな、n0年越しの夢ってパターンもあるのかもしれないよなあ。ううむ。難しい。それはそれとして、事情と個人の感想は切り分けます。完全新作大好き!

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 topgunmovie.jp

 

 

*1:『エピソード7 フォースの覚醒』『エピソード8 最後のジェダイ』『エピソード9 スカイウォーカーの夜明け』の通称。ディズニー3部作と呼ばれることもあるらしい

*2:この文脈で出しておいてなんですが、『プラダを着た悪魔2』は役者陣の印象がほとんど変わっておらず衝撃を受けました。すごすぎる